50代からのヘラブナ釣り

50代になってから,ヘラブナ釣りにハマりました。ヘラブナ釣りというと敷居が高そうな印象がありますが,これから始めたい人の参考になればと思います。

カテゴリ: 釣り方研究

前回の茨木新池釣行記で,竿を9尺から8尺に変えたら釣れるようになった,というような内容だったんですが,これを少し掘り下げてみたいと思います。

実は,長さだけでなく,竿の銘柄も月光(ノーマル)から月光柔に変えてました。

竿の変更により,アタリそのものも少し増えましたが,それよりも空振り率の減少(言い換えればヒット率の向上)も体感できるほどの変わりようでした。

これはいったい,どういうことか?

せんじつ松岡で柔7尺を買いましたが,そのとき色々と店員さんに質問したんですね。で,新しく買う竿で使う予定のハリの号数を聞かれまして。

想定はまさに今のような厳寒期の渋いとき,両ウドンで4号くらい,と答えました。もっと小さなハリをお使いのベテランの皆さんも多いと思いますが,僕のスキルで現状扱いうるハリスの下限が0.4号で,針推奨のハリス号数を考慮すると,4号くらいになってしまうのです。

で,小さな針だとどういう現象が起こるかってことですが,針のうちヘラブナのクチに刺さる部分(図参照)が小さいため,すっぽ抜けしやすい,刺さったとしても針先がクチを貫通しないので,ちょっと首を振られたりするだけでバレやすくなる,というのです。
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 エサと針をヘラブナが吸い込む
   ↓
 アタリが出てアワセる
   ↓
 針先がヘラブナの口中を滑る
   ↓
 すっぽ抜ける or 唇に浅く掛かる

なので,硬い竿だとどうしても刺さりにくかったり刺さりが甘かったりする,ということのようです。

それゆえ,渋いときに小さな針を使う想定であれば,針先がヘラブナの口中をしっかりトレースしてヒット率を上げ,掛かりの甘さゆえのバレも極力下がるよう,柔らかい竿(陽舟と柔の比較であれば,柔)をオススメする,との結論でした。

その話を聞いて,ちょうど新池での実体験もあったこともあり,はじめは使用頻度から考えて陽舟でもいいかなと思ってましたが,ちょっと高いけど柔を買いました。

そのとき月光(ノーマル)は店頭在庫がなかったので検討対象外でしたが,在庫があったとしても,結論はやはり柔だったと思います。

さあ,あとは釣るだけ~(笑)。

ヘラブナ釣りに限らず,見よう見まねの初心者から一歩進むと,自分なりに色々と研究してあれこれ試してみたくなります。それがまた楽しくて仕方ないんですが,たいていの場合大した効果はありません。

だいたいそういうアイデアって,既に誰かが試していて,効果があるなら普及しているからです。効果があっても限定的だったり,再現性が無かったり……。

とは言え,せっかくのアイデアを試してみない手はありません。それで釣れたら楽しいし,そもそも趣味の釣りなので,自由にやったらいいんです。もし本当に圧倒的果をもたらすほどの画期的なものなら,一人大爆釣を演じたり,商品化して大儲けできるかも知れないし。知らんけど。

ってことで,今回は僕が過去に試してみたアイデアのうち,エサ関連のものをご紹介します。ちなみに,結果はどれもこれもイマイチでした(笑)。

■カボチャ
昔の本を読むと,ヘラブナ釣りの黎明期,まだマッシュポテトが使われ始める前は,釣行前夜にイモをふかしてイモネリを作っていたようです。今でも鯉釣りではイモヨーカンを作ったりしているのかな?
で,たまたまカボチャを食べてて,コレ使えないかな?って思った訳です。イモみたいにホクホクしてるし,ちょっと色も付いてるのでもしかしたら魚が好きかも知れない。
カボチャをレンチンして,潰してイモネリ状にしたものを使ってみましたが,ネバリなくて振り込み途中でハリから落ちるんですよ。仕方がないので,麩系の粉エサを混ぜてみましたが,結果は惨憺たる物でした(笑)。

■紫芋
カボチャがダメならやはり王道はイモでしょうってことで,サツマイモ,ジャガイモに次ぐイモ系のエサは開拓できないかと物色していて目を付けたのが,紫芋です。紫色はアントシアニンという成分なのですが,これが効くのではないかと思って試してみました。
ネット通販で紫芋の粉末(フレークではなくパウダー)を買ってみましたが,量の割に高いので,釣り餌としてバンバン使うのは厳しい。なので単体あるいは基本エサとしてではなく,他のエサに混ぜるという使い方になりますが,めぼしい効果は感じられませんでした。

■アミノ酸
これは実際に効果あるみたいですが,ヘラブナ用のエサとしてどんな商品があるのかわからず,グリシンサプリという人間用の物をネットで買って試してみました。
使い方も適量も何も分からず,ダンゴエサを作るときに小さじ1杯くらい混ぜてみました。うーん,結果はよくわからず。ヘラブナが狂喜乱舞するとか,周囲の釣り人を差し置いて一人だけ大爆釣とかにはなりませんでした。

■金魚用の浮きエサ
金魚用に売られてる小粒の浮きエサありますよね。あれってスイミーみたいな匂いがするし,配合飼料で育った養殖のヘラブナに効くかなと思って使ってみました。
粒のままでは使いづらいので,しばらく水に漬けてふやかしてみたところ,数分後には水を吸って膨張しました。柔らかくもなってはいるものの,指でつまんでみるとゴムみたいにぶよんぶよんな感触になりました。
ネバリやバラケ具合の調整もできないので,それ単体ではちょっと使えず。粉エサを混ぜて使うにしても,そこまでして使うほどでもないので,結局ダメでした。乾燥した粒のまま粉に挽けば,スイミーっぽくなるかもですが,そこまでして使うほどでもないですよね。

■鯉釣り用のエサ
「みどり」をダンゴに混ぜてみるってことを以前のエントリーで書きましたが,これではありません。スキンヘッドの鯉釣りおじさんが開発した,3ケタの数字を冠したエサのことです。
メインターゲットはもちろん鯉なのでしょうが,鯉以外にも使える万能エサってことで(ヘラブナ釣ってる動画もあったし),試しに買ってみました。
単品で練ってみると,いかにも鯉釣り用のエサって感じの色と匂いです。粉の粒子が粗いのと,比重がすごく重いので,単品で使うのは難しそうです。
使いにくいせいもあってか,単品でもブレンドでも思うような釣果に繋げることはできませんでした。

ということで,こっそり色々試してはみたものの,思ったような成果を上げられた物は今のところ何もありません。ま,1回試してダメだったからと言って諦めずに改良を重ねていけばまた違う結果になるかもですが。
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2023年も4月に入り,暖かい日が多くなってきました。茨木新池では桟橋の足元にヘラブナが湧いてくるようになり,あ~春が来たなって感じです。

ヘラブナの活性が上がってくるのは喜ばしいのですが,寒かった時期にやっていた両ウドンの釣りがちょっとジャミやら何やらで釣りにくくなってしまい,ちょっと残念な気持ちも交錯しています。

去年(2022年)から興味は持っていた両ウドン,暑い頃からちょくちょく手を出してはいたものの,腰を据えてやるようになったのは秋頃からです。

今回は,これまでの両ウドン釣りを振り返ってみたいと思います。

まず,そもそも両ウドンに興味を持ったきっかけですが,茨木新池って季節を問わずウドンでやってらっしゃる方が多いので,目にする機会が多かったわけです。

セットでウドン(食用ウドンとか力玉)を使った経験はありますが,両ウドンはウドンにまぶしたペレットで魚を寄せるわけですから,やっぱりダンゴには負けるんじゃないか,という思いがありました。

バラケて周囲に拡散するダンゴと違って,ペレットは顆粒のまま溶けませんから,よほど近くにいるヘラブナ以外は寄ってこない,つまり集魚力が弱いと思っていたんですね。

まあ実際には,管理池ですからヘラブナはそこらじゅうにたくさんいますし,ペレットって思ってたより匂いが強いので,ダンゴには多少負けるかもですが,致命的に寄らないことはないんですが。

そして決定打になったのは,やはり「茨木新池とゆかいな仲間たち」の釣行記です。これを読んで,両ウドンって面白そうだなと思ったのです。

初めて両ウドンにチャレンジしてみたのが,去年(2022年)の7月2日のこと。野本のわらび玉とペレットを買ってきて,ダンゴの代わりにウドンを付けてみただけなのですが,見事に何も釣れず。ボウズはイヤなので途中で断念し,ダンゴに切り替えました。

両ウドンで初めて1枚釣れたのが,7月30日の釣行でした。打ってもアタリが出ず,もうやめようかと思いつつ,ようやく釣れた1枚でしたが,2枚目が釣れず,けっきょく両ウドンを断念してダンゴにしてしまいました。

茨木新池は,タナもエサも自由ですが,やはり両ウドン初心者としては,ちょっと釣れないとダンゴの誘惑に負けてしまいます。ダンゴ持ってこんかったらええやんけ,ってツッコミはご勘弁を。

そこで,気分転換とダンゴの退路を断つことを目的に,ウドン専門の淀の釣天狗池に行ってみたんですよ。これが去年(2022年)の10月の終わり。

なんとそこで,両ウドンで25枚も釣れてしまい,うち1枚は43cmの大助というオマケ付き。これで完全に「両ウドンは釣れる」と確信を持てるようになりました。

新池に戻って両ウドンで頑張りますが,なかなか枚数が伸びません。年末から年始にかけてはボウズ3連発まで食らう始末。しかし,皆さんから色々アドバイスをいただいて,新池両ウドンで初のツ抜け,さらには20枚超えもできました。

両ウドンで釣るために,今まで底釣りだと思っていたのは何やったんやって思うくらい底釣りを再構築しました。皆さんからのアドバイスが無かったら,こうは釣れなかったと思います。両ウドンなんか釣れへんやん!って思って,投げ出していたかも知れません。

あ,あと新池で以前から時折聞こえてくるパチン,パチンって音。あれ,てっきりタバコ吸う人がうまく着火できなくてライターを何度も何度もカチカチしてるのだと思ってましたが,ウドンをハサミでカットする音だったのですね。自分でやって初めて気づきました(笑)。

両ウドンで底釣りのチクってアタリで釣れたとき,めちゃめちゃ楽しいです。あ~,みんなウドンされるはずやわ~って思いました。チャレンジして,本当によかったです。

両ウドンの釣りで,重要度が高いのがまぶし粉だと思います。ウドン単体では固形のままで匂いも殆ど無く(Gうどんの粉は甘くて良い匂いがしますが,素材自体の匂いなのか香料が配合してあるのかは不明),集魚力など期待するべくもないので,まぶし粉がなければ釣りになりません。

なので,まずはウドンにまぶし粉がよく引っ付くこと。ウドンとは言いながら,人間が食べるウドンですと,表面はベタベタしてるのでまぶし粉を付けたら一見ちゃんと付くのですが,着水すると同時に剥がれ落ちてしまうので,タナまで持ちません。

ダンゴとのセットだとまぶし粉を付ける必要が無いので,食用ウドンでも問題ない(ハリに付けるとき裂けやすい問題はあります)ですし,マルキユーの力玉も表面ツルツルでまぶし粉は付かないですよね。

それで,まぶし粉をしっかりホールドできるよう,両ウドンの釣りではワラビウドンやタピオカウドンが使われているのか!と理解しました。食用ウドンに粘りを持たせるべく尿素で炊いた尿素ウドンもありますが,僕は使ったことがありません。

しかし,ウドンがタナまで到達した後は,こんどはウドンからまぶし粉が速やかに剥がれ落ちる必要があります。ウドンの粘着力が強すぎると,まぶし粉がいつまでも剥がれ落ちずヘラブナも食ってきません。ホールド力と剥がれやすさという相反する要素を,適度なバランスで両立する必要があるな~と頭では理解しても,それを実際やるのは,僕のようなウドン初心者にはかなりむずかし~いです。

せんじつの釣行で,まぶし粉を付けたウドンをポチャンと落としてみたところ,着水と同時に何粒かのペレットが剥がれてしまって,さらに沈んでいく途中でも,パラパラと剥がれていくのが見えたんですよ。ええ~っ!?て思いました。

使っているのは定評と実績のあるGうどんですし,ペレットまぶしてからコロコロで押さえつけてもいましたので,これはショックでした。問題点は2つ。1つは,ペレットがウドンにくっついたまま底まで到達する量がわずかになるので,期待した集魚力が得られない。2つめは,沈む途中で剥がれたペレットによって,ヘラブナが上ずってしまう恐れがある。

プラ容器から取り出したウドンを,ペレット入れた容器に放り込んで,ユサユサ揺らしてウドン表面に満遍なく付着させます。それをお皿に取って,コロコロで押さえつけているんですが,これじゃあ不十分なのか?どこか間違ってる?わけ分かりません。

ウドンとペレットそれぞれについて考えてみます。

まずウドンですが,前述のとおり僕はGうどん使ってますので,基本的には同封のレシピどおりに作ってます。ただ,出来上がったうどんはザルをトントンやって水分をしっかり切るようにしています。これは後藤田さんが動画でやっているのを真似しています。

こうすると,ウドンは水分で膨れることもなく,しっかり形を保っています。ただ,タッパに入れていても表面がある程度乾燥してしまい,半乾き状態になっています。その状態でも乾いた指でつまんじゃうと,強力にまとわりつきますので,一見したところ粘着力に問題は無さそうに思えます。

次にペレットです。僕はまだペレット顆粒の大きさを使い分けるレベルに至ってないので,とりあえず粗挽きを使っています。粗挽きだと顆粒の表面がデコボコ複雑な形をしていて,ウドンとの接触面積は小さいので,剥がれやすさに寄与していると考えています。

ただですね,ペレット顆粒自体は着水直後はけっこう浮くんですよ。吸水すると最終的には沈むのですが,乾燥状態だとしばらくは水面を漂います。

ここで,水分量が少なく表面が半乾き状態のウドンにペレット顆粒をまぶすと,しばらくはペレットが乾燥状態を維持します。そんな状態で,ペレットをまぶしたウドンを水中に放り込むと,ペレットの浮力によってウドンの沈む速度がゆっくりになります。

浮こうとするペレットと,仕掛けに引っ張られ沈もうとするウドンがせめぎ合うと,接触面積の少なさやペレット表面が受ける水の抵抗も相まって,ペレットが剥がれやすくなってしまうのは当然かと思われます。

だからノリを使うのかな。僕はまだノリ(もドロも)使ったことが無いのですが。

前回の釣行で残ったウドンがあったので,実験してみました。コロコロでしつこく圧を掛けてみましたが,水に放り込むと,一瞬ウドンは水面に浮き,何粒かのペレットは即バラバラと剥がれてしまいました。残った顆粒もかなり速くウドンから剥がれます。これだと,底に着く頃には半分以上の顆粒が剥がれてしまっているように思えます。

じゃあってことで,タッパから取り出したウドンをいちど水に漬け,それからペレットをまぶしてみました。コロコロでしっかり圧をかけ,その後まぶしたペレットがウドンの水分によって少ししっとりするまで放置してから水中に放ると,すぐ水に沈んで,一呼吸置いてから剥がれ始めました。これでも実釣で1.5~2mくらい沈むことを考えると,まだ速いような気がします。
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水に放り込む前に,さらに指でギュッと押さえつけると,剥がれ始めるのがすこし伸びましたので,実釣だと針に付ける際にダンゴみたいに指先で少しコネコネすると良いかも知れません。

タッパから取り出したウドンを水に漬けて,取り出した直後は表面がツルツルしてますが,すこし放置するとモチモチ感がアップして粘着力も出てきますので,水に漬ける時間と放置する時間の最適解は,今後の研究課題ですね。

ペレットのホールド力と,着水後の剥がれやすさはのバランスって,ダンゴのバラケ具合に相当する大事な要因だと思うんですが,ウドンの銘柄や作り方によっても変わってくるので,ズバリこれが正解ってのは決められないですし,ペレット顆粒の大きさや釣る水深によってもちょうどいいバランスって違うので,ああもうわけ分かりません。

しかも厄介なのは,鍋にせよ電子レンジにせよ,ウドンって釣行前に自宅で作っておく必要があるので,釣場で「もうちょっと柔らかく」とか「もう少し粘りを強く」とかって思っても,現地で作り直すのは簡単ではないですよね。新池なら「電子レンジ借りまっせ~」ってことも常連さんならできるかもですが(笑)。

ヘラブナ釣りをしていて、最初に用意した竿や仕掛けを、何らかの理由で交換することってありますよね?

切られたとか、カラツン対策等々でハリス交換をすることはわりかし頻度が高いと思いますが、そこまでの頻度でなくとも、竿と仕掛けをまるごと交換することも、時にはあるでしょう。

では、ウキの交換はどうでしょう。考えられるシチュエーションとしては、いくつかケースが考えられると思いますが、僕が経験したのは、

 ・釣り方を変えるため(底⇔宙)
 ・視認性を変えるため(波や光の関係で)
 ・感度を変えるため(活性やエサに応じて)
 ・オモリ負荷を変えるため(仕掛け潜行速度を調整)

こんなくらいでしょうか。

ヘラブナ釣りを再開しだした頃は、ヘラウキなんてどれも同じにしか見えなかったのですが、最近は多少の違いは分かるようになってきて、一応釣り場や釣り方に応じて自分なりに考えて選んでます。

僕が第一次ヘラブナ釣り熱中期だった中学生当時、自由に使えるお金なんて知れてますから、ウキに配分できる予算はわずかでした。

その当時は、大型店はもちろん、個人経営の釣具店やスーパーの釣具コーナーなんかもけっこうあって、数百円で買えるヘラウキもたくさんありました。まあ素材はプラスチックだと思いますが。

もちろん、その当時の僕に違いなどわかるはずもなく、長いか短いかくらいしか判断基準はありませんでした。

話がそれましたが、今ですと1本数千円するウキはやはり一気に何本も買えないので、少しずつ買いそろえています。

まだまだベテランの皆さんほどの本数には及ばないので、交換すると言っても、選択肢は限られます。タイプを無視して変えりゃあ良いってもんでもないしね。

ですが!このとき、変えたくても躊躇してしまうことがあります。その理由は……

ウキゴムの穴の大きさが合わない

これです。
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カーボンとか竹とか、脚の素材によって強度の問題もあるのでしょうが、僕が持っている範囲では、クルージャンはカーボン極細、それ以外の銘柄はまちまちです。

なので、そのときの仕掛けに付けているウキゴムの穴径によってブカブカだったりキツキツだったりすると、交換したくても物理的にできないわけです。

ウキによっては、ウキゴムに差し込む先端部分だけが太くなってたりして、これがまた悩ましかったりします。

仕掛けを作るときは、この竿でこのウキで釣り方はこれで……と想定してウキゴムをチョイスしますので釣り始めはいいんですが、釣りが始まってから何らかの理由でウキを交換したいなと思ったとき、ウキゴムがネックになってしまうのは、なんとも歯がゆいです。

多少のサイズ違いなら、無理矢理ねじ込んだり、トンボ糸か何かをかますとか、やりようもあるでしょうが、それにも限度ってものがあります。

最近はウキを買うとき、脚の太さも見て買うようにしていますが、なかなか意図どおりの物がないんですよね。

何か良いお知恵はありますでしょうか。

茨木新池に通い始めて1年が経ちました。1月とか2月の厳寒期も月2~3回通いましたが、幸運なことに今までボウズは1回もありません。夏には束釣りも達成することができました。

これから寒さが厳しくなって行くに連れて、平均釣果の方も徐々に落ちていくと思いますが、そうなってくると、枚数が期待できないならせめて型に期待しようって発想になる人が居るかも知れません。

現在の茨木新池の大助の定義は37cm以上ですが、僕が新池で過去釣り上げた良型はせいぜい32~33cmほどしかありません。

いつも新池に到着して桟橋に入る途中、ホワイトボードの前を通りますが、いつか大助を釣り上げて、ここに自分の名前を書き込める日を夢見ているのですが、さていつになることやら。

そのホワイトボードには、大助が釣れた日付、釣り人名、サイズ、そして何号桟橋かが書いてあります(何号かは書いてないのもあるけど)。

それを見てると、多い少ないはあっても、特定の桟橋に集中しているようでもなさそうです。うーん、ピンポイントで大助を狙って釣るのは、やはり難しいのでしょうか。

狙って釣るのは難しいとしても、釣れる確率を少しでも上げる作戦はあるようです。ネットの情報を断片的に拾った物ですが、次のような感じ。

 ・他の釣り人から離れて静かに釣る
 ・ハリスは長め、底に這わせる
 ・ダンゴよりもウドン
 ・レギュラーサイズの魚を寄せない
 ・時間帯は営業終了間際

ざっくり総合すると、人気のない場所でエサ打ち控え目にウドンの底釣りってことになりそうです。

そういえば以前から不思議だったのが、朝一番で新池に行くと、なぜか不人気のはずの6号桟橋の一番奥に陣取ってる釣り人がいるなあって思ってたのですが、もしかしたら大助狙いなのでしょうか。

ひとつ間違うと一日頑張った挙げ句ボウズにもなりかねない、かなりリスキーな釣りだと思うんですが、これからの時期、どっちみち渋いのなら、一発大助狙いってのも夢があっていいかも?

あああ、お米欲しいなあ。

以前の記事で,マルキユー社のグルテンダンゴ(以下「GD」)について書きました。

メーター両ダンゴで釣っていて,この時期困ることと言えば,表層に湧いてくるヘラブナたちです。仕掛けが着水するやいなやダンゴエサに群がり,小突き回したりピンポンしたりしてしまいます。

その対策として,ダンゴをガチガチにしてしまうと,それで表層の湧きベラは突破できても,タナでうまくバラケてくれません。ヘラブナがダンゴを食ったとしても,その硬さゆえ違和感を感じてすぐに吐き出してしまい,これがカラツンの一因になってしまいます。

なので,表層の湧きベラ集団を突破できるだけの硬さを維持しつつ,またこれ以上湧かないようタナ到着までのバラケは最小限に抑えながら,タナに着いてからはふんわり適度にほぐれてバラケるダンゴが作りたいなあと思ったわけです。

そこで目を付けたのがGDというわけです。エサ袋には,次のように書いてあります。

 ・グルテンが麩を包み,落下途中のバラケを抑えタナまでエサを持たせます。
 ・膨らむことでエサの芯が柔らかくなり,カラツンが減少します。

ということで,早速使ってみたときのブレンドが,パウダーベイトヘラと1:1でのブレンドでした。袋に書いてあるレシピどおりにカルネバとマッハにしなかったのは,カルネバを持ち合わせていなかったこともありますが,シンプルなブレンドでGDの性質を自分なりに把握しておきたかったのもあります。

で,その1:1のブレンドで作ったダンゴを投入してみたところ,表層の湧き具合は変わらないのに,タナ到着後のアタリが出なくなったんですよね。どう考えてもこれはおかしい。そこで試しに丸めたダンゴを手桶に放り込んでみたら,すぐにバラケ始めて,30秒経つか経たないかの間にすっかり崩壊してしまいました。
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エサの比重も考え合わせたら,表層でもみくちゃにされて,仕掛けがタナに着く頃にはハリに残ってないのと違うかって考えました。

頭の中で描いていた理想は,着水後15秒ほどは原形を保ち,その後ふんわり膨らむがバラケは外周から僅かに最小限で,丸めた原型は維持するというものです(←脳内の勝手なイメージであって,本当にこれで釣れるかどうかは不明です)。

手を打たないと行けないのは,表層を突破するだけの重さ,そして過剰なバラケを抑えダンゴの原型を維持するだけのネバリ,この2点だと考えました。

そこで行った対策が,粘麩の追加投入というわけです(カルネバだと重みが足りないかな?)。

GDを意図どおり使いこなすには,もう少し研究していく必要がありますね。これで結局袋に書いてあるレシピどおりが一番良かった!ってことにでもなったらどうしよう……(笑)。

茨木新池に通い始めて9ヶ月くらいになります。最初に行ったのが去年の10月で,1月とか2月の厳寒期も月2~3回ペースで通ってました。

それまで,淀川ワンドに通っていたのですが,朝から夕方まで頑張って2~3枚釣れれば良い方で(それもマブナが多数),たまには数釣りがしたいなあってことで近辺の管理釣り場を物色し,公共交通機関で行ける範囲にあったのが茨木新池というわけです。

なので,最初は10枚20枚と数が釣れればそれで満足だったのですが,枚数は40枚前後で頭打ちとなってます。

型のほうは,レギュラーサイズが中心で,30cm超えるようなのは数えるほど。たしか最高で33cmくらいだったかな。茨木新池の場合,大助の定義は37cm以上となっていて,このサイズの魚が釣れると,ホワイトボードに名前が載るようになってますが,僕はまだ釣り上げたことがありません。

今年の春になってから,たびたび竿が満月のように曲がってギュギューンと走られたかと思うとハリスが切られてしまうというのがたびたびありまして,魚体が見えていないので何とも言えないのですが,もしかしたら大助かも!?などと勝手に思っております。

切られるのはいつもハリスのほうで,ほぼ針の結び目あたりでプッツリ切れています。

普段はハリス0.6号を使っていますが,0.8号にしてみても同じように切られました。うーむ,ハリスの結び方がよくないのだろうか?以前はフィンガーノットで手結びしてましたが,最近は自動ハリス結び器を使っているのですが。

一般的に,道糸の太さはハリスの2倍の号数と言われています。ハリスが0.6号なら,道糸はその倍の1.2号ってことになりますね。

その理由ですが,針が2本とも根掛かりした場合でも,ハリスが切れて道糸が助かるように,てことになってます。

教科書的には確かにそうですし,ネットで人様の仕掛けを拝見していても,だいたいそんな感じになってます。

しかし,針が2本とも根掛かりするような心配が無い場合でも,果たしてその設定で良いのでしょうか。

そもそもハリスの号数の倍を道糸に使っていると,強度的には道糸が断然勝ってます。太いし長いし,魚が掛かったときの負荷は,ハリスのほうに集中しているような気がします。

今までブチブチ切られていたのは,これが原因なのではないかと。

竿が硬調先調子ってこともあるかと思いますが,太くて長い道糸は余裕綽々で,細くて短いハリスは必死で魚の引きに耐えているという構図が想像できます。

管理釣り場で,根掛かりの心配はしなくて良い場合,魚の引きをもう少し仕掛け全体で分散して引き受けるような号数バランスにしてみてはどうでしょうか。

ハリスが0.6号なら,道糸は1号に落としてみるとか。

次回釣行で,実験してみようと思います。あと,竿も柔らかめの物を使ってみようと思います。

でもそんなときは大助が食ってこないんだよなあ(笑)。

先日の釣行記で、午後のカラツンタイムのことを書きました。

茨木新池の場合、午後になるとアタリそのものが止まってしまう現象があり、カラツンといえどもウキが動くだけまだましなのですが、カラツンばかりが続くと、それはそれでウンザリしてしまいます。

単純に考えると、カラツンはアタリがあるのにアワセても乗らないのですから、魚のクチから針がハリがスッポ抜けているんじゃないかという予想が立ちます。

そう考えるなら、ハリが小さくてスッポ抜けるんだから、ハリを大きくしてハリ先がクチのどこかに引っかかりやすくすればいいだろうという手が打てます。

実際、その作戦が奏功し、ハリを4号→6号に変えたらヒットするようになったこともありました。

それならば、ということで前回の釣行では、最初から6号にしていたんですよ。しかし午後になると魔のカラツンタイムに突入してしまいました。

じゃあどうしたかって言うと、ハリのタイプを変えてみました。具体的には、ボトムマスター6号→へら改良スレ4号に変えました。号数が小さくなったのは、手元に改良スレが4号しかなかったからです。

ハリの変更と同時に、床の取り直しもしましたので、このどちらが奏功したのかはよくわかりません。

私の頭で考えると、これでなぜ乗るようになったのか、いまいちよくわかりません。

まずハリが6号→4号に小さくなったのは、スッポ抜け理論と矛盾して説明がつきません。まあハリの形状がや重量バランスが変わったのはあるでしょうが。

次に、床取り直し前の状態が意図した底釣りにではなくて深宙釣りになっていたとしても、それはそれでアタリがあったわけですから、それなりに釣れないとおかしいです。

と言うことで、結局何が原因で何が効果的だったのかは、よくわからないのです。ジャミがエサを小突いていた可能性?うーん,あるかも知れないし,無いかも知れない……。


待望のGWまで、あともう少し。毎週末に釣りに行っているにもかかわらず、それでもGWが待ち遠しくて仕方が無い湊川五郎です。

ちょっと想像してみてください。

 いま釣り座に座ってヘラウキを凝視しています。
 ウキがスッと沈みました。アタリです!すかさずピシッとアワセました。
 竿を通じて魚の重量感が伝わってきました。乗ったああああ!
 っと思ったその瞬間、フッと竿が軽くなりました。残念ながらバラシです。

よくあることですが、こんなバレ方をしたとき、皆さんはどう考えますか。

ハリガカリが甘かったか!?次はもう少し強めにアワセよう

こんな風に考えたりしませんでしょうか?僕も今まではず~っとそう考えていました。

ですが、最近これはどうも違うような気がしてきたのです。

ではどう考えているのかって言うと、

今のはスレだから気にしないでおこう

です。

このようなバラシ方をした場合、針先にウロコという証拠物件があれば、スレガカリだと明確に判断できます。

しかし、証拠物件が何もない場合でも、脇腹とかヒレの先とかエラ周りとか、とにかくおクチ以外の場所にスレがかりしていたと考えるべきです。

釣り人なら、自分の指先に釣り針が刺さってしまったことが何度かあると思いますが、針先はかなり鋭いので、人間の指先のような場所なら、特に力を入れなくてもプスっと刺さります。

魚だって同じです。おクチになら少しのテンションだけで刺さりますが、それ以外の硬い場所に掛かっているから刺さりが甘く、結果として一瞬でバレているのです。

ブラックバスとかイシダイみたいな硬いアゴの魚種なら、ガツンと合わせてしっかりフッキングさせる必要もあるでしょうが、ヘラブナのおクチはただの肉なので、ハリスさえテンションかかっていれば、ヘラブナが抵抗すればするほど、勝手に深く刺さります。

なので、一瞬でバレたのは、そもそも深く刺さらない場所に針先が触れていた状態だったと判断する次第です。


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