50代からのヘラブナ釣り

50代になってから,ヘラブナ釣りにハマりました。ヘラブナ釣りというと敷居が高そうな印象がありますが,これから始めたい人の参考になればと思います。

2023年02月

■釣行日 2023年2月23日(祝)

前日の天気予報では,6~9時ころに傘マークが出ていて,釣行できるか微妙だったのですが,朝起きたらとりあえず雨は降ってなかったので,思い切って出かけました。

モノレールの車窓から空を見ると,曇ってはいますが雨雲らしき雲はありません。車内の乗客も傘を持っている人はあまりいません。てことは大丈夫なのかも!?っと思っていたら,豊川駅を降りて茨木新池に向かう途中,ごく弱い雨がポツポツ落ちてきました。けどここまで来てしまったら,引き返す訳にもいきません。

新池に着いてみると,駐車場はがら空き。今日は例会はないみたいです。先客は数人なので,どの桟橋でも入れます。少し考えて,今日は魅惑の3号に入ってみることにしました。釣り座は奥から3マス目の東向きです。

竿は10尺を選択。底を取って見ると,2mちょいって感じでしょうか。思っていたより少し深かった。今日は,ウドンの粘りをテーマにしています。前夜Gうどんを作ったとき,練る回数を増やしたり,カット後の水切りを今までより控えめにしてみました。これでウドンの粘りが強くなり,ペレットをしっかりホールドしてくれればよいのですが。

釣り開始は7:35。今日は一日通しでタスキで振り込みますよ。送り込みよりもタスキ振りのほうが,仕掛けの着水時の衝撃が強いので,もしウドンがしっかりペレットをホールドできてなかったら,着水時の衝撃と,沈下途中の抵抗でペレットが着底までに剥がれてしまいます。コロコロでしっかり圧し付けてはいるものの,やはり不安もあります。

釣り開始時点では,雨はごく弱くて全然問題ないレベルだったのですが,少しずつ雨粒が大きくなって,波紋でウキが見にくく感じるようになってきました。服や荷物が濡れることも気になったので,一応持ってきていたパラソルを立てました。

しばらくはアタリは少なくて,たまにウキが動いても空振りかスレ。やっぱりペレットが底まで持ってないのでしょうか?タスキやめて送り込みにしようかなあ,っとちょっと弱気になりかけたころ,ようやく1枚目が釣れてくれました。開始後1時間を過ぎた8:40のことでした。ボウズ回避できて,まずは一安心。
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その後しばらく間が空いて,2,3,4枚目が比較的短い時間に集中してヒット。さぁ地合が来ましたよ!っと思ったのもつかの間,またパタリと釣れなくなりました。雨はいつの間にか上がってしまい,11時ころから太陽も顔を出しました。これでウキが一気に見やすくなりました。そして暖かい♪ヘラブナの活性も上がるでしょうか?

このあと1枚追加して,5枚で午前の釣りを終了しました。改めて池全体を見渡すと,例会が入ってないとは言え,釣り客は少なめです。やはり,朝のうち降っていた雨が影響しているのかな?でももうパラソル要らないし,午後からもできれば5枚は追加して,トータルで2ケタに乗せたいところです。

晴れてきたことで,池の水温が上昇すると,魚の活性も上がると素人は短絡的に考えます。で,もし見立てどおりに魚の活性が上がると,魚が上ずってしまうのでは?と考えました。そこで,午後からは「どろ」を使ってみることにしました。

どろはカップに少量入れて,そこに針に付けたウドンを入れて,ペレットの表面をどろで覆うようなイメージで付けてみました。これが奏効したのかは不明ですが,午後は少し釣れるペースが上がって,午後の5枚目が釣れたのが14:15ころ。ツ抜けできましたイェー!
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あとは,ここから何枚上積みできるかなんですが,1枚,また1枚って感じで積み上げて,15:40時点でトータル14枚。こうなったらキリの良い15枚でフィニッシュしたいところ。いつもならここで焦りが出て釣りが雑になるんですが,今日は焦ることもなく,15:50ころついにヒット!慎重に玉網ですくい,今日はこれで仕舞うことにしました。

終わってみれば,午後だけで10枚釣れて,総水揚げ量15枚でした。今日は長いスランプも無く,いい間隔で釣れてくれました。朝は雨に降られましたが,すぐに上がったのも良かったです。

おかげさまで,このところ両ウドンでの釣果が底固く推移しています。エサひとつ取っても,ウドン,ペレット,ドロやノリ等々ありますし,本当に難しいです。一度にあれこれやろうとすると頭が混乱するので,ひとつひとつ試しながら釣りの幅を拡げていってる状態ですが,やればやるほど両ウドンの奥深さに途方に暮れています。

ですが,なんてったって両ウドンすごく面白いので,これからも楽しみながら途方に暮れていきたいと思います。
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両ウドンの釣りで,重要度が高いのがまぶし粉だと思います。ウドン単体では固形のままで匂いも殆ど無く(Gうどんの粉は甘くて良い匂いがしますが,素材自体の匂いなのか香料が配合してあるのかは不明),集魚力など期待するべくもないので,まぶし粉がなければ釣りになりません。

なので,まずはウドンにまぶし粉がよく引っ付くこと。ウドンとは言いながら,人間が食べるウドンですと,表面はベタベタしてるのでまぶし粉を付けたら一見ちゃんと付くのですが,着水すると同時に剥がれ落ちてしまうので,タナまで持ちません。

ダンゴとのセットだとまぶし粉を付ける必要が無いので,食用ウドンでも問題ない(ハリに付けるとき裂けやすい問題はあります)ですし,マルキユーの力玉も表面ツルツルでまぶし粉は付かないですよね。

それで,まぶし粉をしっかりホールドできるよう,両ウドンの釣りではワラビウドンやタピオカウドンが使われているのか!と理解しました。食用ウドンに粘りを持たせるべく尿素で炊いた尿素ウドンもありますが,僕は使ったことがありません。

しかし,ウドンがタナまで到達した後は,こんどはウドンからまぶし粉が速やかに剥がれ落ちる必要があります。ウドンの粘着力が強すぎると,まぶし粉がいつまでも剥がれ落ちずヘラブナも食ってきません。ホールド力と剥がれやすさという相反する要素を,適度なバランスで両立する必要があるな~と頭では理解しても,それを実際やるのは,僕のようなウドン初心者にはかなりむずかし~いです。

せんじつの釣行で,まぶし粉を付けたウドンをポチャンと落としてみたところ,着水と同時に何粒かのペレットが剥がれてしまって,さらに沈んでいく途中でも,パラパラと剥がれていくのが見えたんですよ。ええ~っ!?て思いました。

使っているのは定評と実績のあるGうどんですし,ペレットまぶしてからコロコロで押さえつけてもいましたので,これはショックでした。問題点は2つ。1つは,ペレットがウドンにくっついたまま底まで到達する量がわずかになるので,期待した集魚力が得られない。2つめは,沈む途中で剥がれたペレットによって,ヘラブナが上ずってしまう恐れがある。

プラ容器から取り出したウドンを,ペレット入れた容器に放り込んで,ユサユサ揺らしてウドン表面に満遍なく付着させます。それをお皿に取って,コロコロで押さえつけているんですが,これじゃあ不十分なのか?どこか間違ってる?わけ分かりません。

ウドンとペレットそれぞれについて考えてみます。

まずウドンですが,前述のとおり僕はGうどん使ってますので,基本的には同封のレシピどおりに作ってます。ただ,出来上がったうどんはザルをトントンやって水分をしっかり切るようにしています。これは後藤田さんが動画でやっているのを真似しています。

こうすると,ウドンは水分で膨れることもなく,しっかり形を保っています。ただ,タッパに入れていても表面がある程度乾燥してしまい,半乾き状態になっています。その状態でも乾いた指でつまんじゃうと,強力にまとわりつきますので,一見したところ粘着力に問題は無さそうに思えます。

次にペレットです。僕はまだペレット顆粒の大きさを使い分けるレベルに至ってないので,とりあえず粗挽きを使っています。粗挽きだと顆粒の表面がデコボコ複雑な形をしていて,ウドンとの接触面積は小さいので,剥がれやすさに寄与していると考えています。

ただですね,ペレット顆粒自体は着水直後はけっこう浮くんですよ。吸水すると最終的には沈むのですが,乾燥状態だとしばらくは水面を漂います。

ここで,水分量が少なく表面が半乾き状態のウドンにペレット顆粒をまぶすと,しばらくはペレットが乾燥状態を維持します。そんな状態で,ペレットをまぶしたウドンを水中に放り込むと,ペレットの浮力によってウドンの沈む速度がゆっくりになります。

浮こうとするペレットと,仕掛けに引っ張られ沈もうとするウドンがせめぎ合うと,接触面積の少なさやペレット表面が受ける水の抵抗も相まって,ペレットが剥がれやすくなってしまうのは当然かと思われます。

だからノリを使うのかな。僕はまだノリ(もドロも)使ったことが無いのですが。

前回の釣行で残ったウドンがあったので,実験してみました。コロコロでしつこく圧を掛けてみましたが,水に放り込むと,一瞬ウドンは水面に浮き,何粒かのペレットは即バラバラと剥がれてしまいました。残った顆粒もかなり速くウドンから剥がれます。これだと,底に着く頃には半分以上の顆粒が剥がれてしまっているように思えます。

じゃあってことで,タッパから取り出したウドンをいちど水に漬け,それからペレットをまぶしてみました。コロコロでしっかり圧をかけ,その後まぶしたペレットがウドンの水分によって少ししっとりするまで放置してから水中に放ると,すぐ水に沈んで,一呼吸置いてから剥がれ始めました。これでも実釣で1.5~2mくらい沈むことを考えると,まだ速いような気がします。
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水に放り込む前に,さらに指でギュッと押さえつけると,剥がれ始めるのがすこし伸びましたので,実釣だと針に付ける際にダンゴみたいに指先で少しコネコネすると良いかも知れません。

タッパから取り出したウドンを水に漬けて,取り出した直後は表面がツルツルしてますが,すこし放置するとモチモチ感がアップして粘着力も出てきますので,水に漬ける時間と放置する時間の最適解は,今後の研究課題ですね。

ペレットのホールド力と,着水後の剥がれやすさはのバランスって,ダンゴのバラケ具合に相当する大事な要因だと思うんですが,ウドンの銘柄や作り方によっても変わってくるので,ズバリこれが正解ってのは決められないですし,ペレット顆粒の大きさや釣る水深によってもちょうどいいバランスって違うので,ああもうわけ分かりません。

しかも厄介なのは,鍋にせよ電子レンジにせよ,ウドンって釣行前に自宅で作っておく必要があるので,釣場で「もうちょっと柔らかく」とか「もう少し粘りを強く」とかって思っても,現地で作り直すのは簡単ではないですよね。新池なら「電子レンジ借りまっせ~」ってことも常連さんならできるかもですが(笑)。

■釣行日 2023年2月16日(木)

先週の土曜日が祝日とかぶって休みを1日損したので,自主代休と称して有休を取得しました。雨の心配はなさそうですが,数日前からの冷え込みと,前の夜遅くまで冷たい風が吹いていたので,魚の活性にどう影響しているか気がかりです。

さいきん少しずつ夜明けが早くなっていますが,朝の冷え込みはまだまだ厳しく,この日はインナーに貼るカイロを増量して出発しました。茨木新池に到着してみると,駐車場にはクルマが1台だけ。平日なのでこんなものなのでしょう。

桟橋は何号でも入り放題です。今日は,2号桟橋の真ん中らへんの区画に東向きで釣り座を構えました。2号は奥の方は何度か座ったことがあるんですが,真ん中らへんは今回が初めてです。

竿は10尺を選択,底を取ってみると,やはり奥の方よりは深くて2m弱くらい?あと,東向きだと逆カケアガリになるんですが,奥の方よりは傾斜が緩やかな印象です。浅い場所優勢傾向の新池ですが,もうちょっと浅い方がいいかなと思いつつ,いろんな場所で釣るのも経験だし,ダメでも今日なら移動し放題なので,まぁええか。

底を測るために何度も何度も時間をかけて微調整をして,ようやくウキ位置が決まりました。自販機のコーヒーで暖を取って気合を入れ,第1投は7:45。今日も両ウドンです。今日は野本のわらび玉を用意していないので,Gうどん一本です。

今日の目標ですが,冷え込みが厳しいのがマイナス要因,平日でプレッシャーが低いのがプラス要因か。総合判断では,マイナス要因優勢で渋めの予想。前回釣果が3枚だったので,今日の目標は5枚としました。

この日は曇り空で,あんまり日が差しません。偏光サングラスを掛けてウキのトップを見ると,非常に見づらい。レンズの色とかで天候に応じて使い分けたらいいのでしょうが,あいにく1個しか持ってないので,目が慣れるまで時間が掛かってしまいました。

渋め予想だったので,エサ打ち開始後しばらくはウキが動かないと決めつけていたのですが,まだ偏光サングラス越しだと目がショボショボしている数頭目,たしかにウキが沈んだように見えました。

反射的に竿を上げてみたところ,グッと魚の重みが!魚は無事玉網に収まり,呆気なくほんじつのボウズ回避が確定しました。時計を見たら7:53でした。うわあ,釣れてしもたがな……って感じです(笑)。
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厳しい冷え込みのため渋め予想だったのですが,素人の予想なんて所詮こんなもんです……。この日はあまり日光も届かず一日中寒かったんですが,どういうわけかヘラブナは元気で,水面で跳ねるのも複数回見ましたし,足下を泳いでる奴とかもいたので,ヘラブナはそこそこ活性高かったようです。

ヘラブナだけでなく,ジャミも元気なようで,抱卵でもしてるのでしょうか,ぶくぶく太ったクチボソが2回掛かりました。めざとく見つけてサギが飛んでくるので,ちゃんと献上しましたよ。
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その後もいい感じで釣れてくれまして,この時期には信じがたい3連チャンもあったりして,10時過ぎにまさかのツ抜けできてしまいました。理由はよく分からないけど高活性なのと,開始後しばらくは周囲にほかのお客さんがいなかったのが理由なのかな?新池のポテンシャル恐るべし。

スレバラシなんかもあって,お昼が近づくにつれて少しペースが落ちてきました。11:45ころ,カットしたウドンを使い切ったところで午前の釣り終了。13枚での折り返しとなりました。

午前中の釣果が芳しくないときは,昼ご飯を食べながら午後の作戦会議をするんですが,今日はその必要もありません。カップラーメンの暖かさが染み渡ります。

午後の釣りを開始します。わりかし快調だった午前中でしたが,お昼が近づくに釣れてペースが落ちており,再開後もその流れを引きずった感じです。ダンゴに比べてウドンはエサをいじる要素があんまりないんですが,ペレットを粗挽きから中挽きに変えてみたりしたものの,効果を実感するには至りません。

それでも,ポツリポツリと釣れてくれまして,1枚,また1枚と釣果を上積みしていく展開です。厳寒期ゆえなのか分かりませんが,底釣りらしいツンアタリでヒットしたと思ったら,アッパーだったり頬周辺だったりのスレガカリがけっこうありました。まあ,傍目には釣れてるように見えてるかもですが……。

そしてついにカウンターの値は「19」に。1月に記録した新池両ウドンの自己記録タイです。あと1枚釣れれば,自己記録更新&20枚の大台到達です。時計を見たら15時少し前,まあなんとか行けるんじゃないか!?

しかしここからが新池の本領発揮,少ないながらもアタリはあるのですが,ことごとく空振りになってしまいます。去年の夏に散々悩まされたカラツンゾーンに突入してしまいました。えええ~っ,両ウドンってカラツンは少なかったはずでは?

こうなると,目先の1枚を早く釣ってしまいたくなり,ウドンを妙に小さくカットしてみたり,いつまでもピックアップせずウキを睨み続けたり,落ち着きのない釣りになってしまいました。

何度かの空振りやスレを乗り越え,ついに20枚目を釣り上げたのが15:30ころ。やった~!新池で両ウドンの自己ベストを更新しました!朝の冷え込みで,今日は5枚目標ですとか言いながら,結果は予想を大きく上回りました。ポカポカ陽気の日は渋くて,キンキン冷える日はよく釣れる,ヘラブナってよくわかりません。

これで気分的にすごく楽になり,あとは残り時間で記録をどこまで伸ばせるかなんですが,残念ながらカラツンゾーンを抜け出してはなかったようで,ここから上積みできたのは1枚のみでした。

結果,ほんじつの総水揚げ量は,21枚でした。両ウドンの自己ベスト更新です!去年の今頃は段底をやっていましたが,1日かかって数枚がやっとこさでしたので,大躍進です。

平日の低プレッシャーに負うところが大きいですし,アタリが無くなったりカラツンに見舞われたときの対処もまだまだです。奥深き両ウドンの世界にはまだまだ足を踏み入れたばかりですが,まだまだ向上の余地があるってことは,楽しみでもあります。

まだしばらくは,両ウドンで楽しませていただこうと思ってます。
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茨木新池のような管理釣り場で釣りをするには、所定の料金が必要です。それを原資として、大量の魚を放流していますので、当然ながら魚影は濃いです。

暖かい時期だと、桟橋の足下やウキの直下にワラワラとヘラブナが湧いてて、無限に釣れるんじゃないかって思ってしまうくらいです。

実際にはそう易々とは釣れないので、やっぱり上手な人とそうでない人とでは、釣果に差が付いてしまいます。管理釣り場といえども、ボウズだってありますからね。実際ボウズ3連発喰らいましたから。

なので、行くからにはとにかく1枚でも多く釣りたいんですが、季節によってヘラブナの活性も違いますから、1枚の価値は季節によって違います。厳寒期に100枚釣れるかって言ったら、100%無理とは言い切れなくても、かなり難しいですよね。

ってことで、その日その日で「冷え込みが厳しいから5枚行けるかな」とか「前回の○枚は超えたい」とか決めるのですが、人間が今日は厳しそうだ、活性高そうだと思っても、答えはヘラブナに聞いてみないと分かりません。

厳しいと思ったけど意外とよく釣れたり、20枚は楽勝って思ってたらツ抜けすらできなかったとか、生き物相手のことですから、一筋縄ではいきません。

ってことで、その日その日に立てる目標とは別に、厳しくても最後まで頑張るため、目標クリアしても気を緩めないために、ご褒美制度を作っています。

季節によって1枚の価値が違いますので、月によって規定枚数は違います。また当然ですが、自分の腕前がベースになっていますので、上手な人から見たらものすごく低いハードルに見えるかも知れません。

例えば2月ですと、20枚釣れたら飲み屋に行けて、15枚釣れたら回転寿司、10枚釣れたらちょっと贅沢めの1品追加、って感じにしています。ちなみに大助が釣れたら枚数にかかわらず最上ランク扱いにしているのですが,適用はまだ1回しかありません。

ま、あくまでもお遊びということで。

■釣行日 2023年02月11日(祝)

曜日的には土曜日ですが,祝日とかぶってしまい,休みを1日損してしまいますし,茨木新池の営業時間が16時までになってしまうので,なんだかなーって気分です。

新池に到着してみると,駐車場には既に何台ものクルマが停まっていました。やっぱり祝日だから例会でも入っているのかな?今日は3号桟橋で釣ろたいなと思っていたのですが,さて?

見渡してみると,3号は予約で入れず,2号と4号に一般のお客さんがもう何人も入っておられました。空いてる区画もあるにはあるんですが,結局5号に入りました。別にハンドル名が五郎だからって5号にこだわってるわけではないんですけど(笑)。

竿は9尺を選択。端折ったつもりは無いのですが,準備が意外と手早く終わって,釣り開始は7時30分ころ。今日も両ウドンの底釣りです。メインはGうどんなんですけど,予備的に持って来ている野本のわらび玉(先週の釣行用に作った物なので)を先に消費してしまうことにします。

この日はとても暖かく,夜明け前でもあまり寒さを感じず,日が昇ってからはちょっと暑いくらい。防寒上着を脱ごうかと思いましたが,太陽が雲に隠れると寒いので脱ごうにも脱げません(笑)。ただ,厳寒期の小春日和の日って,渋いことが多い気がするのでそこが心配です。

案の定,打っても打ってもウキに変化が現れません!お客さんも多いしなー。あまりにもウキが動かないこの展開,年末年始に喰らったボウズ3連発を思い出します。ただ,ジャミは元気なようで,あちこちでジャミが上がっています。そしてジャミをお目当てに飛来するサギ。
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それでも,たま~にウキが動くようになり,スレや空振りを乗り越えてようやく1枚目がつれたのが8時40分ころ。とりあえずボウズ回避できたので一安心です。さてここからどれだけ上積みできるでしょうか。
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しかし,派手な消し込みや途中バラシは多いんですけど,なかなか喰って釣れてくれません。このまま最後まで釣れなくてスミイチなんてことになりはしないかと心配になってきた頃,小鮒迷人さんが到着され,コーヒーの差し入れをいただきました。ありがとうございます! 空き場所がなく,小鮒迷人さんは6号へ行かれました。

結局,危惧したとおりに午前中は1枚だけで終わってしまいました。ウキの動か無さがもう絶望的なので,午後からは竿の長さを変えてみようかなと昼食兼一人作戦会議。長くするか短くするかですが,この日は10時過ぎくらいから風が吹き始め,しかも追い風になったり向かい風になったり風向が一定しないので,短く8尺に変更。

再び1からのエサ打ちになります。竿を変えたと同時に,ウキも変えました。せんじつ買ってみた底釣り用ソリッドトップなんですが,試しておきたかったんですよ。がしかし,外見から想像した以上にオモリをしょい込みました。

今にして思うと,思ったのと違うと感じた時点でさっさと交換したほうが良かったかも知れません。針に付けたウドンが相対的に軽くなってしまい,踏ん張りがきかない感じとでも言いましょうか。竿尻を出し入れしても,思うように目盛りが上下してくれませんでした。

最近いろいろなアドバイスをいただいて,水面から出ている目盛りの数に注意するようにしていたのですが,ここらへんがダメですね。ついついそのまま使い続けてしまって,ウキを睨んでてもストレスがたまる展開でした。もしかしたら,これで取れるアタリのひとつやふたつ,取り損ねていたかも知れません。

この日は渋かったので,アタリ1コの価値も高いわけで,ほんまアホやなーと思っても後の祭り。アタらへん,釣れへん。で油断してる時に限ってウキが動くんですよ。ヘラブナって人間の注意力というか殺気みたいなものを感じ取る特殊能力でもあるんちゃうかと思います。

ただ,午前中に1枚釣れていてボウズ回避はできているので,精神的にはかなり楽でした。でもやっぱり全体的には渋くて,早上がりし始めるお客さんもチラホラと。こうなったら打って打って打ちまくって作ってきたウドン全部使い切ったるねん!くらいの気持ちで打っていたら,ちょっとアタリが増えてきて,小さな小さなアタリを拾えて2枚の追加に成功!トータルで3枚の水揚げで終了しました。

あとで小鮒迷人さんの釣果をお聞きしたら,この渋い中でも僕より短い実釣時間で5枚上げられ,しかも35cmくらいの型の良いのもあったとのこと。写メ見せていただきましたが,玉網の枠と比較しても,でかいのが一目でわかります。うーん,良い型の魚を引き寄せるのも実力のうちなのか……。

ボウズは免れたうえちょっぴり上乗せもできたので,今日の渋さと僕の腕を考えたら,ひとまずヨシとしておきたいと思います。ま,貧果は貧果なんですけどね!大助も,いつの日か,必ず。
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50代になってから,ヘラブナ釣池の茨木新池に足繁くかよっていますが,僕の釣池(釣堀)の原体験は,鯉の釣堀です。

最初の方のエントリーでも書いてますが,小学校のとき愛媛県松山市に一時住んでたんですけど,なんと正門の前に釣堀があったんですよ。小学生なので,親に連れてってもらうしかなかったのですが,土曜日は親父が先に釣ってて,午前中の授業が終わったら(当時土曜日は半ドン)そのまま釣堀直行とか(笑)。

釣れる魚は鯉ですが,黒い真鯉ではなく,カラフルな錦鯉がメインでした。松山から関西に戻ってきてからも忘れられず,大人になってから旅行で行ってみたら,跡形も無くなっていました。

中学生当時,兵庫県川西市に住んでて,パッチ池っていう鯉の釣池があったんですよ。「あった」って過去形で書いてますが,ここももう廃業しちゃってるので,過去形です。

近隣には,今でもあるヘラブナの天神釣池,鯉だと百枚池とか仁部池ってのもあったような記憶が。北田原マス釣り場もこの近くですね。

で,このパッチ池で,中坊のくせに本釣りなんかしてたんですよ。まあ,これで儲けてやろうというより,調子こいて「つゆだく」って言いたいだけみたいな心理だっただけなんですが。

詳細は忘れましたが,キロ30円だったか50円だったかそんな感じで,楽釣りとトントンにするだけでもけっこうしんどかった記憶があります。

2時間に1回くらい池のおっちゃんがフラシを測りに来て,重量を半券に書き込んでくれます。で上がるときに集計して,釣果に応じて「現金」で払い戻されるという仕組みです。たま~に,大助とか色鯉なんか釣れたりすると,1匹で100円~とかになるので,嬉しかったです。

もし仮に茨木新池で本釣を導入したら,雰囲気が殺伐となってしまって,自由でまったり釣りが出来る新池の良さが台無しになってしまうでしょうね。もうそんな時代でもないですし。いや,それよりも最大の問題は,誰がフラシを測るねんってことかも(笑)。

あとは,大阪の服部緑地公園の近くにあった若竹池。小学生高学年くらいのとき何度か行きました。ここも鯉の池だったような記憶しか無いですが,ググったらヘラブナ関連の情報がヒットするので,その後転換したのかな?釣池としてはもう廃業してるっぽいようですが。

番外編として,東京出張したときに電車の窓から撮り堀が見えたので,途中下車して行ったのが,市ヶ谷フィッシュセンター。テレビのロケでもよく使われているので,見たことくらいはある方も多いと思います。2~3日かかる出張のとき,その日の仕事が終わってから直行して,スーツ姿で釣りをしてました(笑)。

一時フライもやってたことがあって,北田原とか籠坊でマスを釣ってたこともありました。たまに今でもフライロッド振りたいなと思うこともあるんですが,クルマが無いので行けません。今住んでる所からだと,芥川のほうが近いかもですが,やっぱりクルマがないと厳しい感じです。

さいわい,茨木新池はモノレールで行けますので,助かってます。ほかに公共交通機関で行けそうな範囲の釣池は,王仁新池,釣天狗池,阪本池あたりがありますが,この中ではまだ釣天狗池しか行ったことがありません。

こうして考えてみると,今住んでるところは,釣りに行くことまで考えて選んだわけではないのですが,すごい絶妙の立地だと思います。淀川も近くてホントもう最高~。

■釣行日 2023年02月04日(土)

さいきん仕事が忙しく寝不足気味なので,土曜日の早起きがちょっと辛い湊川です。まあ,起きてしまえば関係なくなるんですけどね!

2月最初の釣行です。茨木新池の最大イベント,「年末年始釣り大会」も終わってしまい,ホワイトボードには最終結果が掲示されていました。見事お米をゲットされた皆さま,おめでとうございますー。

さて本日の釣座ですが,見渡してみると,どの桟橋も空きはたっぷりあります。ここ最近は5号桟橋で釣ることが多かったので,今日は2号桟橋奥から3番目のマス東向きにしました。過去何度か座ったことがある場所です。

釣り方は,言わずもがなの両ウドンで今日も楽しませていただきます。いつも釣行前夜にGうどんを作るのですが,最近少しずついい感じで仕上がるようになってきました。あと,ブログのコメントでいただいたアドバイスを思い出し,ウキはママレモンで汚れを落として準備万端です!

竿は10尺,まず底を取って,次にオモリの調整とウキ位置決めは時間をかけてしっかりやりました。板オモリはうっかり切り過ぎると後戻りできないので,少しづつ少しづつ切っては確認を繰り返します。端折ったつもりはなかったのですが,意外と手早く終わっていて,第1投は7:40ころ。

風はなく水面は滑らかで,日が昇ってからは暖かい絶好の釣り日和です。しかし,過去を振り返ってみると,真冬の(人間にとっての)釣り日和のときって苦戦したことがけっこうあったので,楽観はしないように自戒。今日の目標は,ツ抜けの10枚とします。

初めのうちは,大きめのウドンにペレットをたっぷり付けて,早め早めのピックアップを意識して打ちます。ただちょっとですね,今日の釣座は自分から見て手前が深く沖が浅い逆カケアガリになってるようで,前回とはちょっと異なるウキの馴染み方。目盛り3コ出て欲しいんだけど4コしか出ないので,竿を引いて強制的に3コにする(笑)。

やっぱり,というか何というか,なかなかウキが動いてくれなくて,それでもめげず打つんですが,最初にヒットしたのは釣り開始からほぼ1時間経った8時半過ぎ。目盛り1コ分沈んだアタリで掛かってやった~!と思ったのですが,ハリを外そうとしたらまさかのアッパー。振り出しに戻る。

ですがヘラブナは寄ってきているみたいなので,気を取り直して打ち続けてようやく1枚目がちゃんと釣れてくれました。なぜかこの日はスレが多くて,ウキが派手に消し込んだり,ウロコだけとか,一瞬掛かってすぐ外れたりとか多数。釣り上げた分だけでもトータルで5~6枚はありました。

それでも少しずつ調子が出てきて,ポツリ,ポツリって感じですが1枚,また1枚と釣れてくれて,午前中は5枚で折り返し。目標のツ抜けまでちょうど半分でペース的にはまあまあなんですが,10時半くらいから風が吹き始め,ウキが見にくくなってきたのが懸念材料ですが,どうなることやら。
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お昼ご飯を食べながら,午後の展開を脳内一人会議。10尺の竿を短くするか検討しましたが,とりあえずそのまま続行することに決定。理由は次のとおり。

 ・それなりにウキは動いている
 ・新池は浅い場所優勢の傾向
 ・竿を短くすると,今より深いタナを釣ることになる
  (ここは逆カケアガリなので)

これが午前中ボウズとかだったら,思い切って8尺くらいにしてみるのも手なんでしょうが,それなりに釣れているときの決断は,かえって難しいです。まあ僕が面倒くさがりなせいもあるんですが。

ってことで午後の釣り再開します。ときどき強い風が吹いて水面が波打つんですが,追い風なので振り込みには支障ありません。ですが,それとは別に,視界の正面にある屋根がナナメの民家が水面に映り込み,ウキが見にくくて仕方がない。午前中は気にならなかったのですが,太陽の位置が関係しているのかな?猫背になってみたり,背筋を伸ばしてみたり,ウキを睨む適正角度を試行錯誤。
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午後の再開後はしばらく不調が続いていたのですが,だらけて来るタイミングを見透かすかのように1枚,また1枚と釣れてくるので,毎投気を抜けません。ただ,スレは午後も多かったです。活性は悪くないと思うんだけど,いまいちパクリと喰ってこないのがまだるっこしくて仕方がない展開。

15時あたりから営業モードに入ったのか,どうにかこうにか枚数を積み上げて,16時少し前についにツ抜け達成!とりあえず目標クリアできて満足です。今日は土曜日なので,曝気水車が回るまであと30分あります。んじゃ,ウドンを大きめに切って大助狙ってみましょうか?

気持ち程度なんですが,ウドンを大きめに切ってペレットもこれでどうだ!ってくらいしつこく圧し付けて振り込んだところ,それが奏効したのか地合だったのかは不明ですが,頻繁にアタるようになってきたではないですか。え~!?って感じ。

スレも混じりますが,なんだかんだでウキが動くので,それはそれはそれでウェルカムです。16時28分のラスト1投で,けっこう重量感のある強い引きの魚がヒット。取り込みの最中に曝気水車が回り始めました。玉網で掬ってもその重さはレギュラーサイズの魚とは違う感じ。大助には至りませんでしたが,尺少し超えるでっぷりしたヘラブナがほんじつの上がりベラとなりました。

結果,今日の釣果は目標クリアの12枚で終了しました。たまたまた座った区画が良かったのでしょうが,十分楽しませてもらいました。

2月はまだまだ寒さが厳しいですが,寒い時期の両ウドンって,なんか楽しい。向上せなあかんことはまだまだ際限なくありますが,釣りに来る以上はボウズだけはイヤなので,頑張って釣果を底固めしていきたいと思います。
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古書店で昔のヘラブナ釣り入門書を見つけたので,買ってみました。おねだん300円なり。
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奥付を見ると,初版昭和46年,第八版昭和55年発行とありますので,最初に執筆されたのは50年以上前,その後アップデートされても40年以上の内容です。

僕が子供の頃は,書店に行くと,参考書チックな釣りの入門書がけっこう棚に並んでいたものです。子供向けにはマンガを多用したやつとかもいっぱいありました。

件の本は,基本的に関東方面の野釣りを念頭に置いた内容みたいです。管理釣り場については言及されていません。

カーボン竿,グルテン,浅ダナ,上バリトントン,チョーチン,段底といった単語は一切出てきません!って,僕もこのブログの最初のほうで書きましたが,「基本は片ズラシ」とかこの本の内容を地で行く知識のままヘラブナ釣りを再開したので,懐かしさは満点です(笑)。
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そういえば,この本とは違いますが,ハードカバーの大人向けの入門書をお小遣いで買って,ボロボロになるまで読んでたことを思い出しました。ヘラ竿(竹竿)の歴史みたいなところから始まってたような……。
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ヘラブナ釣りとは関係ありませんが,資産運用の入門書で古典的なものとして「敗者のゲーム」ってのがありまして,ネットで調べたら初版は1985年に発行されてます。

これは今でもアップデートされてて本屋でも売ってますが,基本的な考え方は今でも通用します。すごいですね。

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