50代からのヘラブナ釣り

50代になってから,ヘラブナ釣りにハマりました。ヘラブナ釣りというと敷居が高そうな印象がありますが,これから始めたい人の参考になればと思います。

この週末は土日とも天気が悪く,釣りに行けそうにありません。こないだの春分の日だって爆風だったし,釣りに行きたくて行きたくて仕方がありません。

釣りに行けない土曜日ってことで,色々用事を済ませついでに,松岡釣具に行ってきました。梅田のブソブソなら会社の帰りに行けますが,ここで買える物は限定的。やはりヘラ釣り用品は専門店に分があります。

思えば,ヘラブナ釣りを再開したときは,最低限のものだけあればええわ,と思っていました。ヘラ釣り用品って,けっこう良いお値段する物が多いので,一度にあれこれ揃えるのはしんどい。

だけども,初めのうちは「別に無くてもええやん」と思っていても,やはりどの用品にもそれなりの理由があって存在しているのが分かってきます。なんだかんだ言ってても,やっぱり必要性を感じて買ってしまったものを3つご紹介します。

●玉置き
淀川で釣るときは使いませんが,茨木新池で釣るときはもはや必須アイテムです。
hera20220514
●8の字ノッター
小さなチチワを作るのに便利。おねだん2,000円以上するので買うのに勇気が要りましたが,買って良かったです。
hera20240323B
●針外し
針を飲まれたとき用の汎用的なのは前から使ってますが,玉網で掬ったヘラブナになるべく触らず針を外したいので,柄の短いのを買ってしまいました。
hera20240323A


■釣行日 2024年03月16日(土)

こないだ年が明けたと思っていたら,あっという間にもう3月中旬。日が長くなり,突き刺すような寒さはもうありません。今回の釣行からインナーにカイロを貼るのをやめ,モノレールも1番列車に戻して茨木新池に向かいます。

新池到着は,6:15ころ。何号の桟橋でも入り放題ですが,今回は2号桟橋の奥の方東向きに釣り座を確保しました。今日も両ウドンで釣りますよ。そろそろジャミが活発に動き出してもおかしくないので,それがちょっと心配です。
hera20240316A

まずは9尺で始めます。底を取ってみると,1.5~1.6mくらい?右側が深く,左側が浅くなっているようです。水位は非常に高いです。1号桟橋の手前にある簡易トイレの足下が軽く浸水するほど(笑)。

準備をしていると,ホソミンさんがお見えになりました。二人ほぼ同じくらいに釣り開始。カイロは貼って無くても寒さは感じず,風も無く水面も穏やかです。晴れ予報なので,日が昇ればかなり暖かくなりそうです。絶好の釣り日和じゃないですか!

先に竿を曲げられたのはホソミンさん。竿は8尺のようです。湊川のほうはと言えば,ウキがちっとも動きません。最初のウドン2~3本は寄せのつもりでひたすら打つだけ,と思っていても,ついつい焦ってしまいます。

アタリ出ないなーと思っていたら,ピュッと消し込まれました。反射的に竿を上げますが,空振りです。掛かったとしてもスレだと思いますが。魚はそこら中に居るのでしょうが,底の少し上あたりに居るのかな?

そしてついにヒットしますが,アッパーでぬか喜びに終わるの巻。さらにもう1枚スレで掛かり,ちょっとイラっとくる。ちゃんと食って釣れたのが,8:15ころ。とりあえず1枚釣れるとほっとします。

しかしその後もスレが多く,アッパー,エラのヨコ,土手っ腹に目玉とか。もう涙目。その合間にポツリ,ポツリと食って釣れる展開で,傍目には釣れてるように見えますが,実はぜんぜん数が伸びません。
hera20240316B

そうこうするうち,小鮒迷人さんも到着。ホソミンさんともに3人並ぶ格好になりました。小鮒迷人さんは7尺スタートのようです。3人が1尺刻みで並んで釣ると,いちばんアタるのは,何尺でしょうか?

小鮒迷人さんが開始直後に何枚かサクッと釣られたので,7尺が今日の当たりかと思われましたが,その後ちょっとアタリが止まった模様。アタリがあるときはしばらく続きますが,出ないときは全く出ないのは,群れが回遊しているのかな?

この日はとても暖かく,防寒着を着ていたら熱中症になるんちゃうかと思うほどの暖かさ。防寒着を脱ぎましたが,それでもまだ暑い。それくらい良いお天気なのですが,不思議とこういう日は釣果面で苦戦した記憶しかありません。

6枚で午前中を折り返し,昼食後は8尺に変更します。期待感高めで午後の釣りを始めますが,いっこうにアタリが出ません。たまにウキが動いてもスレばかり。ホソミンさんが12尺の竿に変更し,そこそこアタっているようです。これを見た小鮒迷人さんも12尺を出されました。

僕は7,8,9尺しか持ってきていなかったので,最長の9尺に戻しました。少しアタリは増えましたが,空振りかスレばかり。午後は1枚しか釣れておらず,下手したらこのまま終わってしまいかねない厳しさ。

半分は諦めの境地でしたが,今日は水位が高くなっていることを思い出し,もしかしたら釣ってる最中にも少しずつ水位が上がっているのではないかと考えました。以前にもこんなことあったし。

そう思って,タナを1cm深くしたところ,次のアタリであっさり掛かってくれました。まじか?スレアタリはが相変わらずですが,その後さらに1枚追加。これで総水揚げは9枚となり,ツ抜けまであと1枚。時間はあと10分あるかないか。

集中力マシでウキをにらみ,掛かった!っと思ったらアッパー(悲)。大急ぎでウドンを付けて振り込みますが,着水直後に曝気水車が回ってタイムアップ。残念ながらツ抜けはできませんでした。

底釣りだと難しめの日だったかも知れませんが,もっと色々とマメに手を打てば,釣果の底上げは可能だったかと思うと,そこは反省しないといけません。次来るときはまだ両ウドンでもだいじょうぶかな?
hera20240316C

こないだの日曜日,釣り場の物色を兼ねて淀川河川敷をジョギングしてました。

この辺り,しょっちゅう走ってはいても,実際に竿を出したことのあるワンドはまだ少なくて,この日もまだ竿は出したことないけど以前から気になってるワンドに差し掛かりました。

見てみると,寒い中にもかかわらず,4~5人くらいの方がヘラブナ釣りを楽しんでいる様子。気になったので,水辺の方まで降りて,釣りをしている方の近くで見学していました。

振ってる竿は見た感じ18尺くらいの長めの竿。ウキゴムから針先まで2.5mくらいでしょうか。淀川ワンドにしてはそこそこ水深がありそうです。白っぽいエサを付けていたので,グルテンかな?

そんなことを考えながら見ていると,一人の釣り人が釣台から立ち上がり,僕の方を向いて「釣りはお好きですか」と声を掛けてくれまして。

そのときは完全にランニングスタイルだったんで,釣り人から声が掛かるなんて想定外でした。けどまあ,せっかくなので少しお話しを聞かせていただきました。ヘラブナ釣り,大好きですよ!

その方によると,このワンドにはそこそこ大型のヘラブナがいて,春の乗っ込みシーズンになるとここの常連さんはワンドではなくすぐ裏の本流で竿を出し,大きなヘラブナが釣れたらワンドに放すんだとか。スマホを取り出して,47cmというヘラブナの写メも見せていただきました。

他のワンドより水深があり,タナはだいたい2本~2本半。皆さんやはり18尺とか21尺とかの竿で釣ってるようです。

ちょうど長い竿を振りたかったし,新しい釣り場も開拓したかったし,思わず「じゃあ来週来ます」って言ってしまいました(笑)。寒いうちは茨木新池で両ウドンやりたいし,さあどうしましょうかね?土曜日は新池,日曜日はワンドかな?

ああ忙しい,忙しい(笑)。

■釣行日 2024年03月09日(土)

このところ仕事が忙しく,残業続きの湊川です。寝不足気味なのですが,釣りに行くとなるとそんなこと言ってられず,気合いで早起きします。

いつものようにモノレールに乗って茨木新池へ。到着して池全体を見渡すと,既に数人のお客さんが釣っておられます。例会は入ってないので,どの桟橋でも空いてますが,今日は5号桟橋の真ん中らへんを選んでみました。

釣り開始は7:20ころ。釣り方は今日も両ウドンの底釣りです。暖かくなりジャミが動き出すと,ウキが落ち着かなりますが,今日はまだ大丈夫みたいです。朝のうちは風も無く,陽が差すとポカポカ暖かいです。

開始後しばらくはエサ打ちに徹するつもりでしたが,数投しただけでアタリがあって,7時半過ぎにあっさり1枚目が釣れてくれました。今日はヘラブナの活性が高いのか,それともスミイチの展開となるのか!?
hera20240309A

たまたま座った場所が良かったのもあるでしょうが,魚の活性は高いようで,その後も快調に釣れまして,9時半あたりで7枚の水揚げ。これなら午前中にツ抜けできて,トータルで20枚超えもできるんちゃうかと思ってました。このときは。

このあたりから雲が多くなり,風が吹き始め,水面が波立ってウキが見にくい状況に。ウキはそれなりに動くのですが,スレアタリが多くなってきました。ツンでヒットしたと思っても,アッパーだったり鼻の上だったりで,午前中に追加できたのは1枚だけという大失速。

午後から,竿を8尺→7尺に変更します。ついでにハリスも10cm長くして,底を取り直します。気分も新たに,エサ打ちを開始!
hera20240309B

2枚追加して,まずはツ抜け達成。朝のうちの目論見からはかなり遅くなってしまいましたが,へっちんで苦戦していた頃に比べればはるかにマシってもんです。

ただその後,アタリがピタリと止まってしまいました。そのうえ,ウキが深く馴染むようになってしまい,もうわけわかりません。竿尻を出したり引いたりしますが,どうも思うようになりません。

たまにウキが動いても,スレとおぼしき派手な消し込みばかり。お隣で釣っておられる小鮒迷人さんは,良いペースで釣ってます。あ~やっぱりここらへんは腕の差なんだなあと思い知らされてしまいました。

この日何枚目かのスレで掛かった魚を掬ったとき,玉網の中で暴れられてハリスがヨレヨレになってしまったので交換する羽目に。せっかくだし念のため底を取り直してみたら,数センチ深くなってしまいましたよ?

底を取り直したことで,深く馴染み気味だったウキの出目が意図通りの3個出るようになりました。やっぱりこういうのはおかしいなと思ったらすぐ実行しないとダメですね。

しかしこれが大正解で,アタリがまだ出始めました。ポツリポツリではありますが釣れるようになり,16:15過ぎの時点で14枚。もはや20枚は無理ですが,できればあと1枚追加してキリのいい15枚で上がりたいところ。

気合いを入れてウキを睨んでいたらところ,うまく掛かってくれて15枚達成。まだ時間は数投くらいできそうでしたが,ハリスが絡んでしまったので,これを上がりベラにして終了することにしました。

お隣で釣っておられる小鮒迷人さんは,終始快調に釣っておられ,おそらく20枚以上釣っておられた様子。さすがや。あとで聞いた話によると,どうも池の水位が釣ってる最中に上昇していたとのこと。僕は全然気がつきませんでした。

今思えば,途中でウキの馴染み具合が変わってしまったのは,それが原因だったのかも知れません。きっかけはともかく,底を取り直したら出目が元に戻り,アタリも現れるようになったのも,それで説明が付きます。

ヘラブナ釣りをやらない人からすると,一日同じ所に座って,ただじっとウキを見つめているだけのように思われがちですが,毎投毎投あれこれ注意を払って,臨機応変の対応をしないといけないので,実はかなり忙しい釣りです。

それがヘラブナ釣りの奥深さであり,難しさであり,楽しさなんですね。

水も空気も冷たいこの日の新池でしたが,掛かった魚は元気よく走り,ひと頃のように無抵抗でだらーんと上がってくることは無くなりました。池の中は,少しずつ春に向かっているようですよ!
hera20240309C

スパイク(?)がいつの間にか抜けてしまった万力ですが,松岡釣具にパーツの取り寄せをお願いしていて,2日ほどで入荷の連絡がありました。
hera20240306

2個セットで,税込み330円でした。本体まるごと買い換えたら1万円くらいするからね。

金属製の万力は風流さには欠けますが,パーツ交換が容易なこと,あと竿掛けに差し込む部分の太さを調整できるので,コミ調整不要で買ってきてすぐ使える利点があります。


↑このページのトップヘ